1977年生まれ
ヨガ解剖学専門スクール〈Yoga Anatomy Lab.〉統括プロデューサー
鍼灸師でありヨガ解剖学講師・内田かつのりに師事し、ヨガインストラクターとしては異例の、解剖学だけで300時間以上を履修を誇る。以降、同氏のアシスタントとして右腕となる傍ら、2013年3月 女性専用スタジオ Yoga studio Manawa Houseを設立。ヨガスタジオ経営者としての知識と経験を活かし、ヨガインストラクター向け講座も開催している。
ヨガフェスタ横浜 出演講師
True Nature TOKYO 出演講師
Uchida Camp! OSAKA and TOKYO 出演講師
オハナスマイルヨガスタジオ レギュラークラス講師
執筆・監修・出演メディア
2018.12 ヨガ解剖学アカデミー 「怪我や痛みを抱えている時のヨガの可否について」
2018.4 ヨガ解剖学アカデミー さかたのりこによる、シニアヨガに関する連載スタート
2018.1 ヨガ情報サイトヨガジェネレーション 「肩甲骨ほぐしについて」紹介されました
2017.3 雑誌Yogini vol57 「いまさら聞けないヨガのこと」
さかたのりこより、皆様へのメッセージ
ー自分には到底できないであろうと思うポーズにチャレンジすることに、いったいどんな意味があるのだろうー
私がヨガに求める本当の心地よさとは、自分の限界を乗り越えようと厳しい経験を繰り返した先にこそ、見いだせるものではないかと思うことがあります。たとえどんなに辛くとも、その作業で苦しむ私をよそに、 ウキウキとうれしがっているもうひとりの私がいるような気がするのです。
いつになったら完成するかわからないような難しいポーズにチャレンジするその最初の段階では、その事自体が恐怖と苦痛以外のなにものでもなく、ある時は頼りない自分に情けなくなり、またある時は ”ムダなことだ” と言い訳をし投げ出したくなることもあります。するとそんな時、「あきらめる」と「挑戦し続ける」という2つの選択肢が私の前に突きつけられるのです。
せめて小さなマットの上でだけは、あえて「挑戦」という選択肢を選んでみよう。自分の弱さを見つめ、自惚れの心が少しずつ謙虚な探究心へと変わりはじめたとき、眠ったままの可能性に気づき、その経験を重ねていくにつれて、いつしかマットの外の世界にある理想という未来をも、心地よく美しい現実に変えていくことができるのではないか。そんなことを信じて、今日もプラクティスに励むのです。
しかしながらヨガは、そんな必死に追いつめた自分を、時には明け渡して気楽になろうということも教えてくれます。頑張った自分の体と会話をしながら、丁寧に呼吸を送り届けることで張りつめた心は溶けはじめ、狭かった視野がクリアに広がっていきます。そうしてリセットされ、とらわれのないピュアな状態の私に戻った時、不思議とまた新たな挑戦への一歩を踏み出したくなるのです。
恩師・内田かつのりについて
私はこの人と出会わずして、ヨガインストラクターである私と、Manawa Houseというヨガスタジオは存在することはなかったと思います。
ましてや、母や父の病の改善、お客様の身体への効果を提供することは不可能だったと思います。
趣味としてヨガを楽しむ愛好家たちのためにあるヨガインストラクターとは一線を引き、
ヨガを立派な運動療法として伝えられるプロフェッショナルを育てるべく、鍼灸師という立場からヨガ業界に貢献する、私の恩師・内田かつのり。
彼が育ててきた数多くの指導者たちの実力が、ユーザーである皆様にお気づきいただき、ヨガが社会的に大きく貢献していくことを、願ってやみません。